自律神経失調症2

(原因と症状、治療のためのチェック項目)



1.自律神経失調症の原因など概要説明

自律神経失調症は普通神経症が原因になっている場合が多いものです。

病院でいろいろ精密検査をしても異常がないと言われ、しかし、下記のような体調の悪さなどの症状は明らかにあるために、いわゆるドクターショッピングと言われるものですが、別の病院で見てもらうということを繰り返すことがよくあります。

また、針灸や整体といった民間療法や宗教に頼る場合も多いものです。

しかし、自律神経失調症の原因は体調の悪さに対する「とらわれ」にありますから、症状だけに目を向け、これを無くそうとする方向では、良くなるどころか逆に余計に「とらわれ」を強くし、症状も悪化してしまうものなのです。

なお、うつ病、鬱状態、登校拒否、更年期障害、外傷後ストレス障害(PTSD)いわゆるトラウマ、と言われているものの中にも自律神経失調症や普通神経症が原因になっている場合が多いと思われます。



2.自律神経失調症の症状のチェック項目

下記のチェック項目にいくつ当てはまるかで、あなたが自律神経失調症かどうかを判断する「心理テスト」にもなると思います。

・慢性的な頭重や頭痛
・動悸やめまい
・手足の冷える感じ
・慢性的な胃腸症状
・便秘や下痢
・不眠や過眠
・睡眠薬依存症
・肩こりや腰痛
・全身の倦怠感
・記憶力の減退
・意欲の減退
・イライラ
・少し動くとすぐに疲れるといった易疲労性
・疲労感、体調不良
・何時も微熱を感じる熱感
・耳鳴り
・手足のしびれ感
・身体のいろいろな所の疼痛

※普通は上のいくつかの症状が同時に起こります。




3.自律神経失調症治療のためのチェック項目

上記のような症状を持ち、かつ、下記のような神経質性格のチェック項目の特徴を持っている人の場合は、森田療法という精神療法から生まれた森田理論を学習することで、日常生活を送りながら自律神経失調症の症状を治すことが出来ると言われています。

神経質性格の特徴(チェック項目)

1.心配性である。  
 悲観的で劣等感を持ちやすい傾向がある。

2.執着性が強い。  
 物事にこだわりやすく、一つのことが気になると、他に目が行かない。

3.自己内省性が強い。  
 内向的で優柔不断である。

4.強い欲求を持っている。
 負けず嫌いな面があり、野心を持ち、理想家肌である。



私自身も森田理論の学習によって、薬などを用いずに神経症の症状を治療することが出来た一人です。

このため、少しはお役に立てるのではないかと思いますので、上記のような自律神経失調症症状で悩んでいる方は、下記のアドレスに、お気軽にメールを下さい。


メールアドレス moritaro@js2.so-net.ne.jp
 
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