対人恐怖2

(原因と薬によらない治療のためのチェック項目)



1.対人恐怖の原因など概要説明

対人恐怖は強迫神経症に属するもので、特に、日本人に多く見られるものです。

対人恐怖は対人恐怖症やあがり症とも言われますが、代表的な症状は下記のようなものになります。

この中でも最近は、人中でおならが出てしまうとか、お腹にガスが溜まってしまうということで悩んでいる人が増えてきているように思います。
 
なお、最近、社会不安障害などと言われているものも、実質的には対人恐怖のことであり、特に目新しい病気ではありません。

新聞などで社会不安障害治療薬などの広告を目にすることも多いですが、これは対人恐怖の症状の一時押さえに過ぎないものであり、根本的な治療には、けっしてならないものだと感じております。



2.対人恐怖の具体的な症状

・人前に出ると緊張して苦しくなる。

・おならが出て、人に迷惑をかけてしまう。

・お腹にガスが溜まり、音が出たりしてしまう。

・人前で緊張し、顔が赤くなってしまい辛い。

・人と会話をする時に、相手の視線が気になる。

・自分の視線が相手を不愉快にさせていると感じ辛い。

・面と向かって話している時、相手を正視出来ない。

・人と接する時に表情がこわばってしまう。

・顔がひきつり、自然に笑えない。

・自分の顔や姿が醜いため人から嫌われる。

・唾を飲み込む音が相手に伝わるようで辛い。

・笑ってはいけない所で笑い出しそうで辛い。

・人前で緊張し、汗が出てしまうことが辛い。

・人前で声が震えたり、手足が震えたりするので、辛い。

・電話の時に、最初の言葉がつかえてしまい、辛い。

・人と話している時に言いたいことが言えなくなってしまう。

・自分が変な臭いを出しているように感じる。

・人前でどもってしまうようで怖い。




3.薬によらない治療のためのチェック項目

上記のような対人恐怖の症状を持ち、かつ、下記のような神経質性格の特徴を持っている人の場合は、森田療法という精神療法から生まれた森田理論を学習することで、日常生活を送りながら、精神科の薬を飲むことなく症状を治すことが出来ると言われています。

ですから、上記の症状の項目と下記の神経質性格の特徴の項目をご自分の場合に当てはめチェックしてみると良いと思います。

神経質性格の特徴(代表的な項目)

1.心配性である。  
 悲観的で劣等感を持ちやすい傾向がある。

2.執着性が強い。  
 物事にこだわりやすく、一つのことが気になると、他に目が行かない。

3.自己内省性が強い。  
 内向的で優柔不断である。

4.強い欲求を持っている。
 負けず嫌いな面があり、野心を持ち、理想家肌である。



私自身も森田理論の学習によって、薬を飲むことなく対人恐怖の症状を治療することの出来た一人です。

上記のような症状で悩んでいる方は、下記のアドレスに、お気軽にメールを下さい。


メールアドレス moritaro@js2.so-net.ne.jp

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