心の悩みの詳細(3)
 

自律神経失調症(薬なしの改善、解消方法)


自律神経失調症は普通神経症の中で特に、体調の悪さや、体調の異常を強く感じる症状になります。

病院でいろいろ精密検査をしても異常がないと言われ、しかし、症状は明らかにあるために、いわゆるドクターショッピングと言われるものですが、別の病院で見てもらうということを繰り返すことがよくあります。

また、針灸や整体といった民間療法や宗教に頼る人も多いものです。
中には先祖の祟りだとか、厄年のためだと考え、祈祷や厄除けを繰り返してしまう人もいるものです。
しかし、こういう行動を取れば取るほど、逆に体調の悪さや体調の異常に注意が向きやすくなり、自律神経失調症の症状は強くなってしまうものなのです。

また、うつ病、うつ状態、登校拒否、更年期障害、アダルトチルドレン、外傷後ストレス障害(PTSD)いわゆるトラウマ、と言われているものの中にも、自律神経失調症が原因になっている場合が多いと思われます。



(自律神経失調症の主な症状)
 
■慢性的な頭重や頭痛。
■動悸やめまい。
■手足の冷える感じ。
■慢性的な胃腸の調子の悪さ。
■長期の便秘や下痢。
■夜、なかなか眠れない。
■睡眠薬を飲まないと不安で眠れない。
■いくら寝ても眠気が取れない。
■肩こりや腰痛が辛い。
■何時も、疲れやすく、だるい。
■物忘れが多くなったように感じる。
■やる気が起こらない。
■イライラしたり、腹が立ちやすい。
■少し動いただけで、すぐに疲れてしまう。
■何時も微熱を感じ、だるい。
■耳鳴りがして気になってしまう。
■手や足の、しびれを感じる。
■身体のいろいろな所に痛みを感じる。

 

 
自律神経失調症の場合、普通は上のいくつかの症状が同時に起こるという特徴があります。

上記の症状は、内科や他の病気の場合でも見られるものですが、検査で特に異常が見られず、慢性化しており、神経質性格の特徴を持っている方であれば、これは自律神経失調症と考えて良いと思います。

また、自律神経失調症の場合は、ある時は、肩こりが一番辛く感じていたかと思うと、少し経って、今度は、しんどさや、疲労感を強く感じるというように、時期によって症状が変化するという特徴もあります。

ですから、病院では異常がないと言われ、体調の悪さが、いろいろ変わるという場合には自律神経失調症の可能性が大きいと思います。

そして、自律神経失調症である場合は、森田療法の考え方を身につけていく中で、体調の悪さに対する「とらわれ」が薄れてくることで、症状が改善し、また解消してくるものなのです。

 
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